士別市内でトレッキング〔山麓(さんろく)歩き〕を愛好する仲間たちの山行記を連載します。市内を含め、この近郊には人間がいまだ足を踏み込んだことのない未踏地もあり、自然の魅力がいっぱいです。そんな自然の再発見を楽しめれば、と愛好者たちは今日もスノーシューズを雪跡に残して、前進しています。連載は随時です。

  道北日報
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01 乙部山―1
02 乙部山―2
03 日向越冬白鳥
04 無名山―1
05 無名山―2
06 丸山―1
07 丸山―2
08 水道山―1
09 水道山―2
10 小平蘂岳―1
11 小平蘂岳―2
12 天塩岳―1
13 天塩岳―2
14 天塩岳―3
15 於鬼頭岳―1
16 於鬼頭岳―2
17 於鬼頭岳―3

乙部山 ― 2 士別の最高点に満足
 冬山の魅力は何と言っても自由にコースを選べること。
 登山道の制約も無く、熊笹や雑木に行く手を阻まれることも無い。大きな雪帽子をかぶりお化けキノコに変身した立枯れの木や、堂々とした枝振りを誇るカツラやトドマツの巨木など大自然が作り上げたオブジェに感動し、ユキウサギやキタキツネの足跡に思いを巡らし気ままに歩く。

 特にスノーシューは特別な技術も要しないし、私のような運動音痴が冬の自然と親しむにはもってこいの用具である。

 スキー場として利用できそうな疎林地からが最後の登り、息を切らせ登りきるとダケカンバの巨木が思い思いのパフォーマンスを繰り広げる頂上台地にたどり着く。

 今、ブームの「カバノアナタケ」もみられるがまだ小さく後日に夢を託した。ここから左にターン、GPSで正確に山頂を探し出し士別最高点に立った。
 標高差約500m、歩行距離4.2km、所要時間は2時間30分の行程。なだらかな変哲もない山頂で展望もわずかに朝日町側に開けているだけであるが、士別最高点に立てたことに満足感は大きく、かじかんだ手を暖めながら啜ったラーメンの味も格別であった。

 帰りは、思い思いのシュプールの残し颯爽(?)に滑り降りるスキー隊に大きく遅れをとったが、顔を出した青空の下、眼下の酪農地帯や東内大部山の景観を楽しみながらのんびり樹林帯の雪原を散策し、1時間少しで登山口に到着。

 正月休みの運動不足と酒づけの体には結構こたえたが大自然の中での楽しい一日であった。文責〈STC/タモツ〉 写真Kita
(写真上=さっそうと滑降 : 写真下=山頂付近のダケカンバ)