士別市内でトレッキング〔山麓(さんろく)歩き〕を愛好する仲間たちの山行記を連載します。市内を含め、この近郊には人間がいまだ足を踏み込んだことのない未踏地もあり、自然の魅力がいっぱいです。そんな自然の再発見を楽しめれば、と愛好者たちは今日もスノーシューズを雪跡に残して、前進しています。連載は随時です。

  道北日報
ヘッドライン


01 乙部山―1
02 乙部山―2
03 日向越冬白鳥
04 無名山―1
05 無名山―2
06 丸山―1
07 丸山―2
08 水道山―1
09 水道山―2
10 小平蘂岳―1
11 小平蘂岳―2
12 天塩岳―1
13 天塩岳―2
14 天塩岳―3
15 於鬼頭岳―1
16 於鬼頭岳―2
17 於鬼頭岳―3

水道山―2 沢には雪崩の断面跡も
 あいにくの雪模様で山は見えないが、30分後に道道西風連士別線から分岐する林道を登り始める。

 すぐに水道の建物が見えるが、まわりこんで緩い尾根にとりつく。広くはないが、細尾根でもない1本道のように続いている。

 下から見た時の感じより風もなく雪が収まってきた。だんだんと体が温まって額から汗も潜んできた。早目の小休止をとり、間もなくこの尾根の行き止まりの小ピークにたどり着く。

 ここから登り返しがあるので、休憩をとる。今日の目標点だろうと思われる頂上が潅木の聞から見えるが、その直下は雪崩斜面と思われ、崩落の断面が沢に残って見えていた。
 そこからいったん下って急な尾根にとりつく。

 上の方が見えないのですぐに緩くなるだろうと張り切ってシールスキーで直登するが、傾斜もさらにきつくなり、尾根の終わりが見えてこない。

 ここは今日一番の難所だろうと自分に言い聞かせながら、最後は少しジグを切って上るほど急になってきたので、もう頂上は近いと頑張って、見晴らしの良い雪崩斜面の上に着くと、後続の頼れるGPS後輩は「そっちじゃない、こっち。あと300bくらい先。」と指示された。

 多寄、風連の田園やその奥のビヤシリをも一望できる場所だったのにとちょっと気落ちしながら、やや遅れて後に付いていく。
 中途半端に緩く下って、また中途半端に緩く上がるとだだっ広く開けたところに出た。

 そして、GPS後輩に導かれたのは、如何にもその標高点のように、朽ちかけた目印が巻き付いた背の低い潅木だった。

 上り1時間半で着いたところは、木は少ないが全く眺望のない平坦地なので、軽い食事と雑談で30分ほど費やし、シールを外して下山準備をする。

 そして、入り組んだ木々の間を、あたかも旗門をすり抜けるようにさっそうとと滑り降りた。 あっと言う間の30分ほどで登りロに辿り着いた。シールスキーを始めたのが、帰りは楽な方がいいという単純な発想であったが、新雪では技術がないので遊び足りず、その後、日向スキー場でゲレンデスキーを少し楽しんでから、熱いラーメンで腹を満たして、我ら中高年遊び隊の山行は心地よい疲労感で満たされ終了した。(文責:どらたつ)
(写真=水道山を登る)