開架書庫は倍憎の6万冊
ゆとりあるブラウジングコーナー
旧図書館にはなかったが、新図書館に導入したものはたくさんある。今やどこの図書館でも当たり前だが、タッチパネル方式でのパソコンを使っての検索やインターネット利用環境、AVコーナーなどである。
●大型美術全集などの配置が可能に
とはいえ図書館の本分はやはり本を貸し出したり、調べものをしたり、あるいは勉強することである。
この本分でも新館は旧館に比べ、内容がかなり充実した。
まずは利用者が直接目で本を見ることのできる開架書庫(本棚)の規模。
旧館では一般開架書庫の展示点数は3万冊が限度だったが、新館では倍増の6万冊になった。
このことにより、旧館では資料価値が高くても開架に収容できなかった大型の本などを配置することができる。
国宝紹介本や美術全集など本来ならその場で見て楽しめる本が、旧館では閉架書庫で、利用者の問い合わせがあるまで出番はなかった。
小説も続編は閉架に置かれ、利用者の申し出に応じて職員が書庫から持ち出してきていた。
これらの不便さが新館では解消でき、利用者がその場で目で確認し、手で触れることができるのである。
●閲覧、学習室のコーナーも充実
お次はブラウジングコーナー。今や図書館では絶対に欠かせぬ図書閲覧コーナーである。
旧館では無きに等しく、狭いスペースの閲覧室で窮屈に新聞や雑誌を読む姿が見られたが、新館では道内の他の図書館にも引けをとならいスペースが確保されている。
東向きの明るい場所に机、ソファーが配され、40人が入ってもゆったり。 学習室も旧館にはなかった。混雑時には研修室を開放していたが、新館では30人は大丈夫という専用の学習室がある。ここが混雑していてもブラウジングコーナーで勉強することも可能だ。
開架書庫、ブラウジングコーナー、学習室、これらは図書館としてはごく当たり前の施設だが、新館では大きく生まれ変わっている。
これらの空間的にもかまりの余裕がある図書館は、実は道内の士別市規模の自治体では例がないといってもよく、他に誇れるものといえよう。
(写真=多数の収容が可能で落ち着いて本などが読めるブラウジングコーナー) 
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