08 復刻版 道北日報紙昭和31年8月2日 【6丁目(西側)の巻】 中堅どころずらり
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  旭川以北、道北商店界のAクラス、市商業界の中堅どころがずらりと軒を並べているが頼もしい。
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 楠本時計店は士別ブロック1市3ヵ町村の小売商組合の組合長だが、時計店というだけでなく、あらゆる文化商品の店として確たる地位にある。
 マル三、三和呉服店は終戦と同時に樺太から引揚げ、粒々辛苦。今日では名税管内の繊維業者を代表するNO1である。〃三和のばあさん〃で通る先代夫人、青年会議所で活躍する信一氏ともに奇篤な母子として評判が高い。
 京屋呉服店も昭和27年開店という新店ながら、特異な商法で現在リンクストアーの理事長として花形と唱はれる。
 相山書店は戦後22年の発足だが、夫妻の人柄が店の偶にまでにじみ出ているようで、学校関係にも好評がある。
 カネマスと言えば知らぬ者とてない布川茶店は創業が大正5年、〃古きを温めて新らしきを知る〃と言った現代、茂登作氏は堅実をモットーとして道北一帯の総元締め。
 士別売炭所の市名氏は市石炭業界の最古参者。統制時代は町の所長として現在も老いの身をも構はずカクシャクとして’買って喜ばれる石炭を……と商売一途に励んでいる。
 前代竜一氏の後を継いだ高橋建材店も若年業界のスターとして隆盛をかつているものと言えよう。しかもそれに似ず謙虚な態度は一般の取引先から好感が持たれている。
 西に入って山本米店も自由経済時代からノレンを持つ古株、主食組合長として広範な顧客を持っている。
 蜂星はラーメンの士別の草分けであり、川島醸造店の出張所として知られている。
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