11 復刻版 道北日報紙昭和31年8月19日 【9〜11丁目】 市の各分野にわたって貢献
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  いうなればこの両町内は士別の工業地帯である。木工場あり製酪工場あり林立する煙突の壮観が特徴である。
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  五指に余る木工場のうち士別木工場は歴史を有する元老格、赤岡豊氏もまた市の重鎮で年間一万坪、道北唯一のフローリング製造の実績を持つ士別木工品の正夫氏と組んで万全を期すと称せられる清光木工場は正雄氏とこれまで二代にわたって町のために貢献してきた家柄。
 ベニヤの小林政治氏も商会所の副会頭を辞してから事業一途に将来が約されている。
 豊村木工場も昭和10年の創業というから古参豊村民の地道な人となりが今日を成し遂げたもの…。
 また士別木材は経木年産4千ケースを道内外に発注、鈴木・工藤両氏のコンビで発展が著しい。
 士別窯業の森実氏は道ブロック協会の会長。手腕力量何れも業界のAクラス。議会人としても天晴れな若武者振りだとはもっぱら。
 佐々木譲氏は人も知る市会の三木武吉? 老骨にして酒脱、しかしその円熟味は仙台弁ならずとも皆から好感が持たれる。
 佐藤矩氏は議席を持ちながら農業委員会長として日夜の暇なく多忙、農地問題の権威。
 吉尾コンクリートも新顔ながら政治氏の識見をして嘱目されているうちの一つ。
 術の発案家として先に蒸気循環発生装置を完成した池下さんは生粋の海軍軍人さん。これからもどしどし新しい考案のものを造ってみたいと意気こんでいる。
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