2008年
道北日報
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『NST』って何?=リハビリ編 -1
                
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士別市立病院作業療法士 森 悠亮さん

 「入院する前まではご飯を食べていたのに、入院してから食べられなくなってきた」。

食事の姿勢と座り方
足は床にぴったり。体とテーブルの間に握りこぶし1つぐらいのすき間をつくる。少し前屈みで背は90度。椅子の高さは、膝が90度に曲がるくらい。テーブルの高さは、腕を乗せて肘が90度に曲がるくらい。
 腰はベッドの折れ目にきっちり。背もたれは45〜60度。首が後ろに反らないように頭にクッションを置く。膝は軽く曲げた状態。ベッドの折れ目に合わせるか、膝下にクッションを入れるとよい。

栄養サポートチーム(NST)の回診でわたしたちは、まず最初になぜ食べられなくなってきたのかを考えます。

 病気によるものなのか、それとも環境の問題か。担当の看護師から情報をもらい、そして患者さまのもとへうかがいます。
 「食べたくない」。なぜ食べたくないかを尋ねても、答えてくれないこともあります。
 このような場合、環境に原因がある場合が考えられます。

 入院するとベッドの上で食べることや、さらには食事の時間、周りの人たちなど、その人がもともと生活していた状況に比べ、環境がまったく変わってしまいます。
 そのことによって、食べる意欲が下がってしまうのもよくあることです。

 しかし、ちょっとした工夫によって食欲を再び戻すことが可能になることも多いのです。

 例えば、座位が安定している方については、ベッドに腰掛けて床頭台やテーブルを使っての食事にしてみるとか、周りの視線を気にしないで食べられるようにカーテンでちょっとした個室の空間を作ることなどです。「環境の調整」という工夫です。

 また、ベッド上で食べるときにも「食べるための姿勢」をしっかりと作ってあげるということも重要です。