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夢ある人

2003年 1月 1日

佐々木隆博


あけましておめでとうございます。
お揃いで健やかに、新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

《続く胎動》

昨年はサッカーW杯が日・韓で開催され、
世界中・日本中が興奮しました。又、戦後初
めて北朝鮮との国交交渉が再開、拉致被害者
五人の帰国がありました。北海道ではアジア
初の障害者世界大会が開かれ百人を超える国
から三千人が札幌に集いました。世界の中の
日本を実感する出来事です。

一方国内では、雪印の牛肉偽装事件は食品業
界全体へと広がりを見せ、鈴木宗男を頂点と
する国会議員の政治とカネの問題や中国瀋陽
での日本総領事館の対応など、日本の企業・
政治・行政の不祥事・モラルの崩壊は国民の
不信を増幅しています。加えて、不良債権処
理問題や不景気(高失業率)も未だ出口が
見えてきていません。

《創造的破壊》

創造には破壊が必要です。構造改革は時代の要請ですが、改革するには先ず既成の概念から
脱却しなければなりません。

今日までの発展の機軸は、経済至上主義に基づく「効率・均衡・画一」でした。現在、進行中
の構造改革も、この発想から一歩も脱却していません。新しい時代を築くには、生活者中心の
「生活・環境・個性」に機軸を移すべきです。行政評価や独立法人見直し、市町村合併問題など、
山積する改革に必要な視点は《生活》だと考えます。

《本物回帰》

一昨年来の食品に係わる不祥事をきっかけに、国民は食に対して非常に敏感になりました。
ファーストフードに対抗して始まったスローフード運動は世界に広がっていますし、外食に
対して中食への回帰が見られてきています。道内各地で取り組まれている、有機農業や地場
産加工グループも注目されてきています。 又、北海道観光も団体旅行から家族・体験型の
癒しへと変化してきています。何れも《本物》《家族》への回帰現象だと思います。

《夢ある人》

北海道は、安心・癒しの大地です。効率中心の発想は限界にきています。環境や健康が新しい
活力をつくる時代と考えます。 北海道で活躍した人々を紹介した「北海道百年物語」のはじ
めに『ほんの少し前、北の大地北海道で繰り広げられた、先人達の壮大な人間ドラマを知れば、
今生きていく勇気が湧いてきます。全ては《元気》が始まりです。』と書かれてあります。

戦いの年、再び「フロンティアスピリット(夢ある人)」を奮い立たせ、「北海道の元気づくり」
の先頭で頑張る決意です。
より佳い年でありますように。

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